導入事例

カリキュラムに沿って気心の知れた生徒達が軍隊のように動くから、多人数に対して同時指導が出来るのだと感じています。

自立学習型個別指導塾「歩学舎」。生徒の学力に完全に合わせた、生徒の書いたノートの1行に至るまで講師が確認する「オーダーメイドのライブ授業」を提供する。対象年齢は中1~大学受験まで。
「ネット教室を含めた合同授業を定着させるのが優先課題。『ネット塾だから横に先生が居ない。それは対面授業より質が悪い』というイメージを払拭する。講師と生徒との間に人間関係さえ構築されれば、それがリアルかネットかは大きな問題ではない、という風に意識改革を実現させたい。」と横井氏は語る。

 
歩学舎 様

「高画質でも追加料金は不要で無料なところ」とかは地味な部分ですけど、意外と凄いと思っていますよ。競合他社はHD対応は別料金だったりしますよね。

SOBAスクールを導入したきっかけを教えてください。

横井氏 : 何の予備知識もなく、とりあえず「電子会議システム」といったワードでインターネット検索をし、SOBAスクールが検索結果にでてきたのだと思います。
実のところ、「SOBAスクールがすごい」というイメージは持っておらず、「とにかくいろいろ調べてみないと」という感覚で問い合わせたところ、「トライアルに使うヘッドセットを送る」といわれて(笑)。 「積極的だなあ。まぁ、試してみるか」と、みたいな感じでした。

電子会議システムの導入を考えていたというよりは、「自分のクローンを作ること」が目的で、その手段を探していましたね。
というのも、僕は今距離が離れた2つの教室(王寺と五位堂)を運営していて、講師は僕だけですから、授業は全て僕が行う。そうすると、2つの教室を行ったり来たりして週7日働くことが常態化していて、ある日「このままだと僕の人生が無くなってしまうな」と気づいて、「距離の離れた2つの教室で、僕が同時に授業をすればいいじゃないか」と考えるようになりました。
2つの教室を合計すると講師1人に対し生徒10人~20人になりますが、これまでの経験から多人数同時指導はクリア出来る確信がありました。


横井氏の机周り。多数の書籍とSOBAスクールで授業をするための機材が配置されている

問題は「僕が影分身出来ないこと」だけでした。 「僕が影分身出来ないこと」をクリアする方法を探していて、イメージとしては、手と目が必要だった。SOBAスクールは目の部分になってくれましたね。

他にご検討されていた他社システムはありましたか?

横井 : 「電子会議システム」の検索結果で、山のように出てきたWeb会議システムですね。
ただし、「初期費用が非常に高いもの」「HPが訳わからないもの」「良い感じのHPですが肝心の値段が書いてないもの」等、不明確なサービスが多く、敬遠したため、他社システムについては具体的に検討するところまでいかなかったですね。

SOBAスクールに決めていただいた理由を教えていただけますか?

横井 : 初期費用が安く、月額利用料もリーズナブルなので、リスクが少なかったというのが一番ですね。初期費用もランニングコストもWebサイトに書いてありましたし、ダメだったら辞めればいいと思って申し込みました。なかなかこの料金でこのレベルのシステムを提供している所は他には無いですよ(笑)。

具体的にどのあたりが他社に比べて優位性があると思いますか?

横井 : 例えば「高画質でも追加料金は不要で無料なところ」とかは地味な部分ですけど、意外と凄いと思っていますよ。競合他社はHD対応は別料金だったりしますよね。

多人数指導は1分1秒を、無駄にしない点ですね。あらゆることを効率化した方が良いです。

SOBAスクールをどのようにご使用頂いていますか?

横井 : 例えば、王寺校で個別指導していながら、五位堂校の生徒にも、私が実際に五位堂校にいる時にする指導と全く同じ指導を提供するための架け橋としてですね。課題が終わった生徒が私のところに答案をみせにきて、私は個別に指導(1:1)をするスタイルで、2つの教室で生徒は合計10人~20人います。まるでそれが一つの教室であるかのように運営しています。


使用頻度の高い教材

残念ながら、それら全てをSOBAスクールで実現するのは難しかった。不可能ではないのですが、クオリティに満足出来なかったため、結果的には他のソフトウェアとSOBAスクールを組み合わせて使っています。 私の塾の全体の構成図は以下です。

・SOBAスクールの映像共有機能で書画カメラを写し、フローティング機能で拡大表示し共有
・ネットワークカメラで生徒と講師の顔映像を共有
・デスクトップ画面に直接描きこめるソフトウェアで、SOBAスクールで共有した書画カメラ映像の上に描き込み
・SOBAスクールの書画カメラ映像と、デスクトップ画面上の描き込みと、ネットワークカメラの生徒の顔映像を、デスクトップ共有ソフトでデスクトップ共有

こうして説明すると相当、複雑になってしまいますが、要は、私が隣にいるのと同じ状態を工夫して作り上げているということです。

対面で行う授業と、オンライン授業とで違う点はありますか?

横井 : お互いの表情さえ見ることができれば、多少のもどかしさがある点を除けば、さほど変わりないです。
当初は顔を共有していなかったのですが、やっぱり顔が見えないと僕も生徒もテンションが上がらない。 横顔でもダメですね。真正面からお互いの顔が共有される事が大事ですよ。生徒が頷いているのか、それとも理解できていないのか、分からないのに分かったふりをしていないか、表情を見ると分かるので。
だから、うちでは、ネットワークカメラを通して(SOBA単体でも可能ですが)、お互いの表情をみれるようにしています。

多人数指導をするにあたって、気を付けている事はありますか?

横井 : ひとつめは、多人数指導は1分1秒を、無駄にしない点ですね。あらゆることを効率化した方が良いです。
例えば、英語で「補語」や「目的語」の説明はどの生徒にも等しく、まず解説をします。説明は同じでも、学力が低い子はそれを飲み込むのに相当時間がかかり、その子一人をずっと待っててあげると、全体の指導が止まってしまいます。
そのため、誰にでも同じように提供する内容は、その様子をビデオ録画するようにしました。ひとりで12時間くらい喋っていたかな(笑)。
過去にやった内容で忘れているかな?と思うときにも、同じ内容を再度講義するのではなく、「ちょっとこのビデオを見て」と、個々にそのビデオを見せるようにして、全体の進行は止めないようにしていますね。
各人のレベルに合わせつつ、全体の流れを止めないという相反する要求にできる限り応えようと私なりに工夫しているわけです。


もう一方の教室のスタッフへ指示をする横井氏

要するに、個々の問題点の解決は個別でする必要があるが、一般的説明は個別でする必要がないのですよ。 また、カリキュラムに沿って気心の知れた生徒達が軍隊のように動くから、多人数に対して同時指導が出来るのだと感じています。

進行用のカリキュラムがあるのですか?

横井 : そうです。見ますか?
こうやって軍隊のように厳しくしても、「この指導がいい」といって順応して残ってくれる子ばかりになっていくから、塾としてもいい雰囲気が出来上がるし、指導の効率も上がる。 子供の側としても「このカリキュラムに従っていけば自分の成績は良くなるんだ」という意識がもてます。

SOBAスクールを使い始めてから、テキストを有効利用出来る事に気がつきました。テキストに書き込む事を躊躇しなくなった。

保護者の方からネット塾は敬遠されたりしませんか?

横井 : そうですね。「ネット塾」という形態に対する保護者からの不信感を払拭するため、完成度の高い状態で提供を開始する必要がありました。
ただ、まずは生徒と人間関係を作らないとダメですよね。人間関係さえ作ってしまえば、側にいようと、ネットを通そうと、問題なく授業はできますよ。

保護者の方々にも納得してもらえるように「こんな凄い事を始めますよ」とSOBAスクールで録画した授業動画をWebサイトに載せたりして(笑)。
説得する時に動画を見せるのは効果的だと思いますよ。

SOBAスクールを使用していて印象に残った出来事はありますか?

横井 : SOBAスクールを使い始めてから、テキストを有効利用出来る事に気がつきました。テキストに書き込む事を躊躇しなくなった。現物のテキストには、上から描きこむと消せないので躊躇いますよね。
SOBAスクールを使う前の授業では、テキストではなくノートに書いていました。それはそれで味があっていいですけど、テキストの図の上に解説を書けた方が生徒にとって良いと思っています。

あとはまだ有効活用出来ていない部分があるかもしれないと思っています。例えば、スキャン機能はバックアップシステムみたいに非常時などに使えるかもしれないですね。

SOBAスクールを使用してのオンライン授業で、「成績が上がった」「大学に合格した」等の実績があれば教えてください。

横井 : まだオンライン授業は始めたばかりですからSOBAスクールを使用してのオンライン授業、という訳ではないのですが、現地塾の合格実績は東京大、大阪大、広島大等々たくさんありますよ。
とはいえ、うちの塾は「最初から出来る子を何百人も抱えて、何人合格とか発表する塾ではなく、本人の潜在能力を顕在化させてやる塾」ですから、難解大への合格を目標にしていたというよりは、潜在能力が開花した結果として難解大への合格もポロポロでてくるような感じですね。


生徒の解答をリアルタイムで共有するための書画カメラ
SOBAスクールには「様々な回線環境の生徒様の音量や音声を一律に聞こえるように設定等を案内するのが難しい」という一面があるのではないかと思っています。 フォローするために、何か気を付けていらっしゃる事はありますか?

横井 : 2015年3月から運用を開始していますが、3つのソフトウェアを組み合わせて使うとどうにもこうにも上手くいかない事が多くて泣きそうになっていました(笑)。
やってみて初めてわかることがたくさんありました。 「システムが止まったときにどう対応するか」だとかはみんなで研究して、「直そうとせずにリセットが一番いい」という結論がでましたね。
そういった検証を終え、現在は安定的に運営できています。万が一の際の、バックアップシステムも準備中です。

現在SOBAスクールの導入を検討している塾様に、何かメッセージをお願いします。

横井 : SOBAスクールは、いろいろとよく考えて作られています。書き味は良いですし、カメラ映像はフローティングして、好きな大きさに調整出来る。画質の良さから書画カメラと組み合わせて使うことも出来る。その他、基本的な道具は光るものを持っていると思います。
そのような基本的道具をどのようにこちらが使いこなすかという観点でみていくと、SOBAスクールはかなり柔軟性にとんでおり、潜在価値も高いと思います。

SOBAスクールへこれからのご要望等なにかメッセージがあればお願いします。

横井 :現在、SOBAスクールは、多様な対象者に対して、誰にとっても使いやすいようにある程度均一化して提供されていると思いますが、私のように変則的に使用する者もおりますので、個々の機能をより柔軟性の高いものにして、これまで以上に使い勝手をよくして欲しいです。
ただ、こうしてずうずうしく要望をぶつけていける所こそ、私がSOBAさんと長く付き合いたいと思う部分であります。いっしょに成長していける、そんな感覚でいれます。

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